もうすぐ新年を迎えるにあたって

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あと一時間とちょっとで平成二十七年を迎えることになる。

そんな中ふと大学時代のことを思い出した。

当時の私は大晦日までガソリンスタンドでバイトをしていた。
そして二十時で店が終わるや否や実家に向けて帰っていったものです。

道中名神高速を昇り方向へ走っていくと、
下りへ向かうトラック、トラック、トラック。

次々とすれ違うトラックに対して涙が止まりませんでした。

この人たちがいるから日々の生活が成り立っているんだ。
でもこの人たちは家族と一緒に正月を迎えることはできない。

家に着くと、
紅白が終わりかけの時間になっていて、
毎年このトラックの話をしていました。

豊かさの裏で、
自分を犠牲にしてその豊かさをもたらす存在がある。
頭が下がるとはまさにこのことを指すものだと常々感じていました。

今日もまた今各地で新年初売り用商品を届けに走っているトラックが、
日本中を駆け巡っていることでしょう。

感謝、感謝、本当にありがとう。

我々が生活を営む中で、
疎まれる存在として時として映る彼らこそが、
その生活を支えているという事を忘れないように、
胸に刻みたい。

どうか事故することなく目的地に着きますように。

職業に貴賤なし。
勝海舟の言葉が耳に痛いです。

それぞれの職業には意味があり、
意味があるからこそ存在するんです。

いろんな人たちの存在に感謝する。
それを少しずつでも日々実践する。
平成二十七年の私のささやかだけど非常に大きな目標です。

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タグ：紅白 名神高速 大晦日 トラック 平成二十七年 紅白歌合戦